軽度から重度まで、
歯周病を徹底解説。
ステージごとの対処方法とは?

痛みなどの自覚症状がなく、いつの間にか進行していることも多い歯周病。
多くの方が、そのリスクを抱えているといわれています。
今回は、そんな歯周病について解説。症状のステージごとに、その危険性や対処法についてお教えします。

アイケア

最悪歯が抜けてしまうことも?
そもそも歯周病とは。

歯周病とは一言でいうと、歯肉や歯を支える骨が壊されていく病気のこと。
ステージごとにその症状が大きく異なり、セルフケアを中心に対処できることもあれば、逆に長い治療期間を要するものもあります。

そもそもの原因は、歯肉の溝に溜まるプラーク(歯垢)。プラークが溜まると、やがて歯周病菌の毒素によって歯肉が腫れ、歯周病が進んでいきます。
もしこのまま放置し、重度の歯周病になってしまうと、治療によって歯肉の炎症は収まるものの、もとに戻ることはなく、ときには歯の保存すら難しいこともあります。
できるだけ早く発見し、進行を止めることが大切です。

歯周病のステージは大きく4段階。
ただし、最初の2段階
「歯肉炎」「軽度」でも治療は必須。

歯周病の進行度は、大きく4つのステージに分けられます。
このうち、前半の2ステージ「歯肉炎」「軽度歯周病」は、まだ骨へのダメージも少ない状態。
歯科に通うことで、早い段階で食い止めることが可能です。

2つめの「軽度」までの段階であれば、ブラッシングや、歯科医院で歯石を取り除くことで、歯肉の炎症が収まり、健康な歯肉に戻ります。
歯科医院では、歯周ポケットの深さや出血について確認した後、スケーリング(歯垢・歯石除去)やブラッシング指導が行われます。
症状次第では数週間で回復してくることもあるので、放置せず、早めの通院&ケアを行いましょう。

歯周病の「中度」「重度」は相当危険。
最悪、歯の保存が不可能なケースも。

数週間で回復も見込める前半の2ステージに比べて、後半の2ステージは長時間の治療が必要です。
中度に差し掛かると、出血や膿が発生。
歯周ポケット内の歯石を除去するため、治療期間も長くなります。

そして重度では、歯のぐらつきも大きくなっていきます。
患者さんによっては、「歯が抜けるかも」という不安と戦いながら過ごされる方も。
この段階では骨の吸収がだいぶ進んでいるため、ふとした拍子に歯が抜け落ちる恐れがあります。
ここまでくると「外科処置」といい、歯肉の切開、最悪抜歯を行います。
抜歯の後は、インプラントや入れ歯治療などを選ぶことになります。

日頃からできることを。
「プラーク除去」と「菌の繁殖抑制」を
正しく行おう。

このように歯周病は、一度始まってしまうとどんどん進行していってしまう病気。
ただ、普段のセルフケア次第で、その発生を抑え込むこともできるので、
最後に2点、重要な習慣についてお伝えします。

#01プラークの除去を常に意識しよう

プラークは、歯周病の原因にもなる細菌の塊。
プラークが溜まりやすい場所は、歯と歯肉の境目の溝(歯周ポケット)、奥歯の噛み合わせの溝の中、歯と歯の間です。
歯ブラシで歯を1本1本ていねいに磨き、さらに糸ようじ(フロス)や
歯間ブラシで歯と歯の間を清掃するとよいでしょう。
また、歯ブラシで取りきれないプラークや歯石を、歯科医院で定期的に除去することが大切です。

#02菌は、除去だけでなく「繁殖を抑える」ことも大事

菌の繁殖を抑え、ブラッシング後のキレイな状態を長持ちさせるためには、洗口液の使用が効果的です。
洗口液は口中のすみずみまで行き渡り、成分が口中に残りやすいメリットがあります。特に、歯周病のリスクが高い方は習慣にしましょう。

多くの方がリスクを抱える「歯周病」。症状が進行し歯が抜けてしまうと、その天然歯は二度と元には戻らず、インプラント等の治療を長期間行うことになります。

ですが、プラークのケアや洗口液などをうまく取り入れることで、そのリスクは確実に減らすことができます。
「もしかしたら歯周病かも?」と感じている方は、歯科医院での治療を受けてみるとともに、丁寧なセルフケアを心がけてみましょう。

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