ドライマウスはなぜ危険?
「オーラルフレイル」のリスクと
自分でできる対処法

現代病の1つとして、患者数も増え続ける「ドライマウス」。
でも、ドライマウスは単なる「口腔内の乾燥」ではありません。
実は、「オーラルフレイル(口の機能の衰え)」の最も重要なサインなのです。

「オーラルフレイル」のリスクあり?
ドライマウスの放置で起きること

ドライマウス(口腔乾燥症)とは、唾液の分泌量が低下して、口腔内が乾く病気のこと。
唾液の不足によって引き起こされる症状ですが、単なる「口渇症状」として放置していてはいけません。

唾液の量が減ると、口腔内の衛生や咬合力など、様々な口腔機能に影響が出てきます。これらが進行すると、食べる機能や食事摂取量が低下し、いわゆる「オーラルフレイル」を引き起こします。

食べる機能が衰えると、食べ物や唾液などが気道内に入ってしまう誤嚥(ごえん)も起こしやすくなり、 「誤嚥性肺炎」などの病気にも繋がりかねません。

少しでもドライマウスの可能性を感じたら、放置せず、早いうちからケアすることが大切です。

ドライマウスは自分で改善できる?
地道でも確かな効果を得るために

ドライマウスとは、一言で言うと唾液の分泌量のお話。
唾液量を増やすことができれば、口腔乾燥に対処することも可能です。

ここでは、「取り入れた方が良い習慣」「やめた方が良い習慣」に分けて、ドライマウスの対処法をそれぞれ紹介します。

取り入れた方が良い習慣

#01唾液腺マッサージ

毎日実践するのは少しハードルが高いかもしれませんが、口周りのマッサージをするだけで、唾液が出やすくなるのでおすすめです。

耳下腺

指全体で 耳の前、
上の奥歯の あたりを
後ろから 前に 円を 描く。

顎下腺

親指を 顎の 骨の 内側の
柔らかい部分に 当て、
5カ所くらい 順番に 押す。

舌下腺

両手の 親指を そろえて、
顎の下から グッと 押す。

#02こまめな水分補給はもちろん、
賢くガムにも頼る

体全体の水分が少なくなると、その分唾液も少なくなります。水分補給を十分に行いながら、唾液不足に対処しましょう。
また、ガムを噛むのも効率的な対策です。唾液腺が刺激されるので、唾液が良く出るようになります。

やめた方が良い習慣

#01柔らかいものばかり食べる

柔らかい物ばかりを食べていると、強く噛まなくなるので、次第に唾液線の機能が弱まり、唾液量も少なくなっていきます。
固いものもしっかり噛んで食べて、唾液の分泌を促しましょう。

#02発泡剤を配合した歯磨剤の使用

発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)は、歯磨剤に含まれる泡立ち成分のこと。
磨けた気分になり気持ちがいいのですが、ドライマウスで敏感な粘膜にとっては刺激になるといわれています。

ドライマウスを改善するアイテムも?
口専用の「リンス」や「ジェル」とは

実は、ドライマウスを潤すための、お口専用の 「リンス」や「保湿ジェル」もあり、口腔保湿剤と呼ばれています。
乾燥を緩和するだけでなく、粘膜を保護し、口腔の機能を助けることもできます。

持ち運びできるサイズのアイテムも多いので、ドライマウスが気になる方は、ぜひ手にとってみてください。

潤いリンスで清潔に

乾燥した不快なお口をすすぐことで、潤してスッキリ清潔にします。
ブラッシング後や お口の乾きが気になる時に手軽にケアしましょう。

保湿ジェルで保湿・保護

ジェルを舌で行き渡らせることで、お口の潤いを長持ちさせます。
外出先でも手軽に使用できるので、のど飴でのどを潤すように、気軽に取り入れましょう。
義歯を使用されている方は、義歯の内側に塗布することで、より長時間保湿でき、粘膜の擦れを予防できます。

オーラルフレイルなど、様々なリスクを持つドライマウス。
でも、自分でできる対策や、効果的なアイテムもたくさんあります。
取り入れやすいものから始めていただき、少しでも健康的な口腔環境を保っていきましょう。

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